2014-01-30 第186回国会 参議院 本会議 第3号
安倍内閣は、昨年の臨時国会で、外交・安全保障政策の司令塔となる国家安全保障会議、日本版NSC創設法と秘密保護法を強行し、それに続いて国家安全保障戦略、新防衛計画の大綱、新中期防衛力整備計画を矢継ぎ早に閣議決定しました。 新防衛計画の大綱では、新たに統合機動防衛力の構築を掲げて、陸海空自衛隊が海外に迅速かつ持続的に展開できる能力を構築することを強調しています。
安倍内閣は、昨年の臨時国会で、外交・安全保障政策の司令塔となる国家安全保障会議、日本版NSC創設法と秘密保護法を強行し、それに続いて国家安全保障戦略、新防衛計画の大綱、新中期防衛力整備計画を矢継ぎ早に閣議決定しました。 新防衛計画の大綱では、新たに統合機動防衛力の構築を掲げて、陸海空自衛隊が海外に迅速かつ持続的に展開できる能力を構築することを強調しています。
そうした中にあって、今、中国、韓国ということを二国申し上げましたけれども、外務大臣、今、我が国のここ参議院で行われているNSC創設に向けた議論に対して、この両国はどのように今認識を持っているのか、外務省としての分析があればお聞かせいただけますでしょうか。
政府は、NSC創設と併せ、年末までに国家安全保障戦略、そして新防衛計画の大綱を策定予定です。ただ、日本を取り巻く安全保障環境の厳しさ、そしてその動きの速さを勘案すれば、こうした取組は一刻の猶予をも許さないものと考えます。
しかし、全部知って分析したいのはやまやまなんですが、NSC創設に当たって、我が国の外交、安全保障における身の丈を考えるということが、私は極めて重要だと思っています。 私が先日の委員会で国家安全保障局の構成を官房長官に問いましたところ、日米関係とか、アジア太平洋地域とか、中東・アフリカ地域だとかといったことを考えている旨の回答をいただきました。私は、結構広い範囲をやるんだなという印象を持ちました。
我が国を取り巻く環境が厳しいのは、まさにそのとおりでありますが、私は、敵を知るその前に、NSC創設に当たっては、まずおのれを知ることがとても大切ではないかと考えております。 先行している各国のNSCでも、制度面では割り切れない、それぞれの文化に根差したところに本質があるのだろうと考えておりますが、そこで、安倍総理にお伺いします。
○安倍内閣総理大臣 NSC創設の意義は、先ほど申し上げましたように、日本を取り巻く安全保障環境が大きく変わっております。その中において、常に国際状況を分析しながら、日本に対するさまざまな脅威に対してどう対応していくか。
民主党も、過去何度か党として政策の取りまとめをしてまいりまして、例えば、二〇一〇年の暮れにつくった防衛計画の大綱、この見直しのときに党から提言を出させていただきましたけれども、そこでもNSC創設の提言をさせていただいております。
官房長官、NSC創設のときは、菅五訓といいましょうか、ぜひ訓示をされたらいかがでしょうか。そして、このことをしっかりと職員に伝えて、国家安全保障局長を初めとするスタッフにもぜひとも徹底させていただきたいと思います。さもなければ、よく批判されます屋上屋になる危険性はあります。
アルジェリアの問題は、それぞれの省庁の大臣と私で対応させていただきましたけれども、常日ごろから、まさにNSCのようなものがあって、意見交換をし、また、こういう事態にはどう対応するのか、そういうことを機動的に行うことができる、そうした体制がどうしても必要だ、そういうことで、有識者の皆さんにお集まりをいただいて、NSC創設に向けて今さまざまな意見を伺っておるところでありまして、国民の皆さんの生命と安全をしっかり
インテリジェンス・NSCワーキングチームが提出予定の日本版NSC創設に関する最終報告の提言というのが載っていました。 その中で、国家安全保障問題として、サイバーセキュリティーをインテリジェンスと同様に重要な要素として取り上げている。内閣官房に専任の官房副長官を新設すること、省庁横断の指揮命令系統を確立すること。これをよく読むと、全く私の提言と同じなんですよね。
今、安倍内閣は日本版NSC創設によって外交・安全保障政策を一元化し、縦割り行政を打破するとしています。本当ですか。少なくとも外側から見れば、補佐官制度を含めた現在の官邸の機能はいよいよ不透明感を増し、この上NSCをつくっても本当に機能をするのか、甚だ疑問です。